吉祥寺「旅荘 和歌水」跡地に低層商業ビル群が登場 建物の間は周遊可能に

吉祥寺駅徒歩約5分、井の頭公園入口すぐの「旅荘 和歌水」跡地に低層商業ビル3棟を建設中です。超ディープなレトロスポット跡地に何ができるのか…?現地へ訪れて最新情報をまとめました。

吉祥寺「和歌水」跡地に商業ビルが出現

吉祥寺駅南口から徒歩約5分、吉祥寺通りから井の頭公園へ入る坂道の途中にあった「旅荘 和歌水」の跡地に、2階建ての新築建物3棟を建設中です。

▲和歌水跡地に建設中の建物

旅荘 和歌水は2022年に閉店・廃業した旅館(ラブホテル)。吉祥寺屈指の超ディープ昭和スポットとして知られ、雰囲気充分な外観もさることながら、妖艶で奇抜な室内はレトロファンの間でも人気がありました。

そんな旅荘和歌水ですが昨年10月に惜しまれつつ閉業。ほどなく建物も解体となりました。

和歌水跡地に商業ビル3棟が登場

和歌水跡地はどうなっているのか…10月中旬に同地へ訪れてみると、2階建ての建物3棟の外観が完成していました。1階は大きな窓で明るい雰囲気、2階はテラスを設置した開放的な空間となっています。

マットなクリーム色と打ちっぱなしの2トーンで、周囲の緑にも調和している様子。坂道を活かした2階への導線がシームレスで、思わず上がってみたくなる階段が印象的でした。

▲2階や奥の建物にも自然にアクセスできそうな設計

こちら、再生不動産販売などを手がけるラ・アトレさんが開発を進めていて、和歌水跡地は「A*G井の頭公園」という収益不動産開発プロジェクトとして進行しています。

▲和歌水跡地「A*G井の頭公園」のイメージ(ラ・アトレ公式HPから引用)

ラ・アトレさんの公式HPによると「3棟ある建物の間を周遊できるつくりになっていて、目の前に井の頭公園の豊かな緑が広がる空間」となるそう。

実際に現地に訪れてみると、緑の中に光がキラキラと差し込む明るい雰囲気でした。用途と竣工時期は不明なのですが、ラ・アトレさんが展開する「A*G」シリーズの事例や現地建物外観から、商業ビルになることはほぼ間違いないかと思われます。

ロケーション的にも吉祥寺の新名所となることは必然…完成が楽しみです。

旅荘和歌水跡地「A*G井の頭公園」|施設概要

住所〒180-0005 東京都武蔵野市御殿山1丁目3−3
MAP
着工時期2023年5月
竣工時期不明

参考リンク:ラ・アトレ ニュース

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2023年9月14日