京王電鉄では、2023年10月1日(日)始発より約28年ぶりの鉄道運賃改定を実施します。これにより、井の頭線と京王線の通常旅客運賃と通勤定期運賃が値上げに。なお、通学定期運賃は値上げしません。
井の頭線と京王線が28年ぶり運賃値上げ
京王電鉄では、2023年10月1日(日)より井の頭線と京王線の運賃改定を実施します。これにより、初乗りを含む全区間の鉄道運賃が値上げとなります。
1995年以来28年ぶりの値上げ
▲井の頭線車両(吉祥寺駅)
京王電鉄の運賃値上げは、消費税率変更によるものを除くと1995年以来28年ぶり。今回の運賃改定(値上げ)の背景としては、テレワークなどによる鉄道利用客の減少、新たなバリアフリー設備の整備、安心安全なサービス提供の維持などが挙げられます。
新運賃は10月1日(日)始発から適用
運賃改定による値上げは、10月1日(日)始発から適用。なお、9月30日(土)の最終電車までは日付をまたいでも現行運賃が適用されます。
ICカード利用で最大42円の値上げ
今回の運賃改定では、普通旅客運賃の初乗りで10円程度の値上げに。渋谷〜吉祥寺ではICカード利用で31円、きっぷ利用で30円の値上げ。新宿・渋谷〜高尾山口ではICカード利用で42円、きっぷ利用で40円の値上げとなります。
▲新旧運賃比較表(大人料金・京王電鉄公式HPより引用)
大人運賃の半額とする小児運賃についても、同様に値上げとなります。
井の頭線の通勤定期券は6ヶ月最大6370円の値上げ
運賃改定に伴い通勤定期券も値上げに。
新宿・渋谷〜高尾山口の場合、1ヶ月で1550円、3ヶ月で4420円、6ヶ月で8370円の値上げに。井の頭線の最大区間〈渋谷〜吉祥寺〉の場合、1ヶ月で1180円、3ヶ月で3360円、6ヶ月で6370円の値上げになります。
値上げ前の通勤定期券はそのまま利用可能
なお、運賃改定前の9月30日までに購入した通勤定期券については、期限までそのまま利用可能。差額などの清算料金は発生しません。また、通学定期券の料金は現状を維持。値上げは行いません。
新旧運賃比較表(京王電鉄公式HPより・PDF)
井の頭線・京王線の通勤定期券購入を検討中の方は、値上げ前の9月30日までに購入されることおすすめします。
参考リンク:京王線鉄公式HP
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