井の頭線・久我山の久我山稲荷神社で2024年7月23日(火)・24日(水)、猛暑も忘れる熱〜い夏祭り「湯の花祭り」が開催されます。都内でも珍しい「湯立神楽」が伝わる久我山稲荷神社の湯の花祭りをご紹介!屋台出店や奉納演芸もありますよ。
久我山稲荷神社「湯のまつり」が“熱い”ワケ
毎年7月24日に行われる久我山稲荷神社の夏祭り「湯の花祭り」は、どうしてそんなに熱いのでしょう…?その理由はお祭りで奉納される「湯の花神楽」にあるんです。
なんでもこの湯の花神楽は〈大釜にたっぷりの湯を沸かして小笹をひたしては打ち振り、神楽を奉納する〉という、とっても珍しい神事なんですね!
一般的には「湯立神楽」と呼ばれる伝統的な神事ですが、都内でも執り行うのはとても珍しく、杉並区内では久我山稲荷神社のみとのこと。神楽奉納の後には小さな丸餅を参詣者に投げ与え、湯の花祭りは終わりを迎えます。
火にかける前の釜の様子はこんな感じですが想像以上にスケールが大きい!積み上げた薪の炎でグツグツと湯をわかすんですね〜。
湯の花神楽で疫病退散
湯の花神楽の由来は、久我山近辺が疫病に見舞われた昔に、村人たちが神楽を奉納して鎮守を祈願したことから始まります。
湯の花神楽を奉納するとウソのように疫病がなくなったので、それからは毎年欠かさず湯の花神楽を奉納しているのだとか。(明治20年代に一度だけ中止したことがあるそう)
久我山エリアの安寧は湯の花神楽のおかげなのかもしれませんね〜。
2024年も久我山稲荷神社で湯の花祭りを開催
久我山駅南口の橋の上には今年も立派な提灯が飾られています!
2024年の湯の花まつりでは、7月23日(火)の15時半頃から久我山稲荷神社境内に屋台が登場。18時半からは奉納演芸も開催されます。例年の奉納演芸ではフラダンス、空手、キッズチアダンス、バレエ、ウクレレなどが披露されていますよ。
24日(水)は15時から神楽殿にて湯の花神楽を奉納。15時半頃から屋台が開かれ、夜20時から湯の花神事が執り行われます。20時半頃からお餅まきで湯の花祭りは終了予定です。
久我山稲荷神社を管理運営している下高井戸八幡神社によると、湯立神事をデザインした「湯の花まつり御朱印」を頒布予定していますよ〜。
久我山稲荷神社の夏祭りの御朱印を本日より頒布いたします!
— 下高井戸八幡神社 (@shimotaka_jinja) July 15, 2024
例祭日の7月23日.24日には久我山稲荷神社での頒布、それ以外の日にちは下高井戸八幡神社でお分かちいたします。
24日20時より疫病退散を願う湯立祈祷も行われます☺
多くの皆様のご参拝をお待ちしております☺#久我山稲荷神社#御朱印 pic.twitter.com/hv4fiofIi7
開催日が固定しているので今年の開催は平日ですが、お仕事帰りにふらっと屋台見物…なんて楽しみかたもイイですね。
久我山稲荷神社「湯の花まつり」(夏祭り)|開催概要
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