突然ですが「京王フォトコンテスト」をご存知でしょうか?
これは「京王グループカレンダーフォトコンテスト」(受賞作が京王グループのカレンダーに採用される)がリニューアルしたもので、2020年度からフォトコン要素に特化して新たに産声をあげた企画です。
2019年4月から井の頭線・京王線沿線をテーマに四季の風景や旧跡、祭事などの写真を募集。今年3月に応募総数1,475点の中から厳選された入賞作品11点が選ばれたのでした。
4/29から開催予定だった京王聖蹟桜ヶ丘での展示会は延期となってしまいましたが、入賞作品はもちろん京王のWebサイトで閲覧可能です。しかもカレンダーフォトコン時代の2019年度から2014年度まで遡って、過去6年分の受賞作も一挙に見ることができるのです!
今回は京王のフォトコン受賞作7年分のアーカイブの中から、井の頭線沿線の写真を求めてディープにダイブしてみたいと思います。
センチメンタルだっていいじゃない。おうち時間で「ソロ時間旅行」のススメ
ご機嫌いかがですか?シブきち(@ShibukichiNet)です。
おうち時間の楽しみ方はたくさんあると思いますが、ひとつオススメを挙げるとすれば「ソロ時間旅行」はいかがでしょう。
おうちの中にある懐かしいものを探して、お一人だけで思い出をフィードバックしてみてください。そして頭に浮かぶ断片的な記憶を自由に脳内サーフィンしていくと、普段はすっかり忘れていたシーンや言葉、あるいは人物に遭遇できます!
これをシブきちは「ソロ時間旅行」と呼んでいます。
- クラウドにアップされたままの無数の画像データ
- いつしか聴かなくなった音楽プレイリスト
- 消せないメッセージの履歴の向こう側
そんな中にもソロ時間旅行へのチケットは隠されています。
ポイントは「一人=ソロ」で行うこと。一人の方がより深い階層へ潜ることができ、レア度の高い記憶に遭遇できます!
それでは京王フォトコンテストのWebサイトを出発点として、入選作に選ばれた井の頭線の写真とともに時間を旅してまいりましょう。
2020年度の入賞作品から
2020年度「第1回京王フォトコンテスト」入賞作のうち井の頭線沿線の作品は2点です。
紫陽花ロードを行く(KEIO賞)
紫陽花ロードを行く(KEIO賞)
井の頭線浜田山駅~高井戸駅間(杉並区)
梅雨シーズンの井の頭線名物・紫陽花がランクインです。
浜田山と聞いて思い出すのは浜田山商店街の入り口の「ホコ天ロボ」。時間になると所定の位置に移動して自ら歩行者天国の標識になるというロボットです。
コクピットには杉並区公式マスコット「なみすけ」の妹・ナミーが搭乗していました。
【関連記事】歩行者天国で起動を確認!井の頭線・浜田山の「ホコ天ロボ」!貴重な自走映像の撮影に成功です。
十五夜の神遊び(KEIO賞)
十五夜の神遊び(KEIO賞)
大宮八幡宮(杉並区)
井の頭線 永福町駅・西永福駅
毎年10月に行われる大宮八幡宮でしかみられない特別な行事「十五夜の神遊び」。
幻想的な竹燈籠約1,200基の灯をじっと見ていたら、ふと高畑勲監督作品の「かぐや姫の物語」を思い出しました。
どんどん引き込まれてしまうアニメーションを観ながら「姫が犯した罪と罰」の意味をずっと考えていた気がします。
2019年度の入賞作品から
2019年度「京王グループカレンダーフォトコンテスト」入賞作のうち井の頭線沿線の作品は2点です。
手水舎からの紅葉(KEIO賞)
手水舎からの紅葉(KEIO賞)
井の頭恩賜公園(三鷹市)
紅葉鮮やかな井の頭公園を弁財天の手水舎から撮った一枚。
井の頭公園へはよく行きましたが、弁財天をちゃんとお参りしたのはだいぶ後になってからでした。
この後ろ側の道を少し歩くとあずま屋があるのですが、そこで飼われているらしき猫のことを思い出したら、井の頭公園でも撮影された『グーグーだって猫である』を思い出しました。
案山子が守る、ケルネル田(KEIO賞)
案山子が守る、ケルネル田(KEIO賞)
駒場野公園(目黒区)
井の頭線 駒場東大前駅
近代日本の農学基礎づくりに大きな影響を与えたドイツ人教師のケルネル氏。そのケルネル氏が試験田として利用していたのがケルネル田圃です。
遠くまで並ぶ案山子に思いを馳せていたら、さだまさしさんの「案山子」のメロディがふと頭をよぎりました。
2018年度の入賞作品から
2018年度「京王グループカレンダーフォトコンテスト」入賞作のうち井の頭線沿線の作品は2点です。
盛夏の井の頭公園
盛夏の井の頭公園
井の頭恩賜公園(三鷹市)
深い緑に覆われる夏真っ盛りの井の頭公園はまるで絵画のようです。
夏の井の頭公園といえば、この先にある西園のテニスコート脇でたまに壁打ちしていたのを思い出します。帰りしなに寄っていた、いせや本店のデフォルト置き調味料は七味・塩・味の素。いせや以外で味の素を置いているお店にはまだ出会ってません。
十五夜の神遊び
十五夜の神遊び
大宮八幡宮(杉並区)
井の頭線 永福町駅・西永福駅
2018年度でもランクインしている大宮八幡宮の「十五夜の神遊び」。
幻想的な竹燈籠を改めて眺めていると、不意に沢口靖子さん主演のSF劇場作品『竹取物語』をTSUTAYAでみつけた記憶が。
内容は覚えてないので未鑑賞だと思いますが、昔話とSFという組み合わせがとてもセンセーショナルだったのを覚えています。
2016年度の入賞作品から
2016年度「京王グループカレンダーフォトコンテスト」入賞作のうち井の頭線沿線の作品は1点です。
梅雨色電車(グランプリ)
梅雨色電車(グランプリ)
井の頭線浜田山駅~高井戸駅間(杉並区)
2016年ではグランプリとしてランクインしていた井の頭線の紫陽花。
これはもう写真とは関係ないのですが、タイトルの「梅雨色電車」が「桃色吐息」に思えてきたら頭から離れなくなって…調べてみたら歌手の高橋真梨子さんの10枚目のシングルでした。
2017年度、2015年度、2014年度には井の頭線沿線の作品は入賞してませんでした。
「第1回京王フォトコンテスト」の概要
テーマ | 「あなたの見つけた京王線・井の頭線沿線の自然や街並み」 |
募集期間 | 【WEBサイト】2019年4月1日(月)10:00~12月20日(金) 【郵送】2019年4月1日(月)~12月20日(金)当日消印有効 |
応募条件 | 2017年1月1日~2019年12月20日の間に、京王線・井の頭線沿線で撮影した未発表のカラー写真 |
結果発表 | 2020年3月5日(木) |
審査員 | いだ よう氏(自然写真家) 審査事務局(朝日新聞立川支局、京王電鉄株式会社) |
協賛 | 富士フイルム イメージングシステムズ株式会社、株式会社ビックカメラ |
後援 | 朝日新聞東京総局 |
詳しくはこちら | 京王フォトコンテスト公式サイト |
さぁ、ソロ時間旅行を始めよう!
ひたすら思い出をたどってノスタルジックな時間を満喫する「ソロ時間旅行」。アルバムだって、書籍だって、着ていなかった服だって、思い出のアイテムは何でもOK!
そこから紐解かれる記憶の連鎖に思いっきり身を任せて、普段はなかなか思い出すことのない素敵な記憶と出逢ってください。
それでは今回はこのへんで。ご覧いただきありがとうございました!
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