新型コロナウイルスの影響で長期間にわたり臨時休業が続いたことで、全国の小規模映画館「ミニシアター」が運営上、厳しい状況にあります。
アップリンク渋谷・アップリンク吉祥寺や下北沢トリウッド、下高井戸シネマ、ユーロスペース、イメージフォーラムなど…井の頭線エリアにもミニシアターがいくつもあります。
ソーシャルディスタンスの観点から、6月の営業再開後も席数を減らしたり入場を制限するなど、引き続き劇場を運営していくうえで苦しい状況が続きます。
本記事では、井の頭線エリアのミニシアターの支援情報や、営業再開状況などをまとめています。
映画の楽しさを教えてくれたミニシアターがなくなるなんて寂しいです!この記事が少しでもミニシアターの力になればと思います。
【6/4(火)更新情報】
・営業再開状況を更新しました。
支援ができる井の頭線沿線のミニシアター
こんにちわ!シブきち(@ShibukichiNet)です。
まずは井の頭線沿線のミニシアターのうち、支援策がある劇場まとめです!
アップリンク渋谷・アップリンク吉祥寺
6月1日(月)より営業再開のアップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺。「アップリンク・オンライン・マーケット」では、アップリンク配給映画がオンデマンドで見放題になるプランや多彩な映画グッズを発売中です!
特集:ホドロフスキーのサイコマジック
公開が延期となった映画『ホドロフスキーのサイコマジック』を、本来の公開日4月24日(金)より、アップリンクのオンライン映画館「アップリンク・クラウド」で先行配信。売上は同作の上映を予定している全国の映画館へ均等に分配されます。
- 期間:2020年4月24日(金)14:00~6月11日(木)14:00
- 通常プラン1,900円(72時間レンタル)
- 寄付込みプラン2,500円(72時間レンタル
アップリンク・クラウド寄付込み見放題
「アップリンク・クラウド」で実施中の「アップリンク配給映画60本以上見放題(3カ月2,980円)」に寄付が付いたプランです。
- 5,000円コース(3カ月見放題クーポン×2つ) 5,000円
- 10,000円コース(3カ月見放題クーポン×2つ) 10,000円
【販売終了】特典付き回数券
アップリンク渋谷・吉祥寺・京都の3劇場で使用できるソフトドリンク付き上映〈回数券〉。5枚綴りと10枚綴りがあります。(発送は6月初旬以降を予定)UPLINKトート(新色)がセットになった商品もありましたが現在は販売していません。
ソフトドリンク付き上映回数券
- 5枚綴り 6,500円
- 10枚綴り 13,000円
インテリアに!映画ポスター
アップリンクの映画ポスターをおうちに配送してくれます。お部屋のインテリアとして使いやすいB2、A3のポスターを販売しています。
- 映画ポスター 1,100円/770円
そのほかにも、映画パンフレットや映画Tシャツ、DVD&Blu-ray、ホドロフスキー特集グッズなど、盛りだくさんのラインナップですのでぜひチェックしてください!
購入はこちら(アップリンク・オンライン・マーケット)
下北沢トリウッド
6月5日(金)から営業再開の下北沢トリウッド。新しく開設された「トリウッド オンラインショップ」では、年間で利用可能な割引・招待券付きの「劇場ロゴ入り缶バッジ」を発売中です!
- 黄色缶バッジ…2021年の一年間、チケット代が100円引
- 青色缶バッジ…2020年の一年間、チケット代が100円引
- 赤色缶バッジ…トリウッドのロゴが入ったお洒落な缶バッチ
- 招待券…好きな上映作品を1枚につき1回鑑賞可能 ※有効期限なし
缶バッジ+招待券 3種セット
黄色缶バッジ+青色缶バッジ+赤色缶バッジ+招待券3枚 6,000円
缶バッジ 3個セット
黄色缶バッジ+青色缶バッジ+赤色缶バッジ 3,000円
缶バッジ+招待券 黄セット
黄色缶バッジ+招待券1枚 2,800円
缶バッジ+招待券 青セット
青色缶バッジ+招待券1枚 2,600円
缶バッジ+招待券 赤セット
赤色缶バッジ+招待券1枚 1,500円
缶バッジ 黄
黄色缶バッジ 1,500円
缶バッジ 青
青色缶バッジ 1,300円
購入はこちら【トリウッド オンラインショップ】
下高井戸シネマ
【5/26更新】下高井戸シネマの「クラウドファンディング限定特典付きの会員」募集は終了しました。
なんと目標額の50,000円の1,162%を達成し、支援者数1,673人、支援総額は5,813,035円となっています!
6月1日(月)から営業再開の下高井戸シネマ。BOOSTERで「クラウドファンディング限定特典付きの会員」を募集していました。早い段階で目標額を突破し熱い支援が集まりました。
【募集終了】新規で年会員に入会する人
会員特典
- 会員料金990円で映画鑑賞(一部特別料金となる作品もあり)
- チケット購入時の捺印スタンプ5つで半年有効の招待券を1枚進呈
- 申込みフォームへの上映希望作品の記入
支援特典
- 1年間有効の招待券2枚
- 映画「冒険者たち」のポスター無料引換券、映画「あの胸にもういちど」ポストカード、映画「冒険者たち」ポストカード、下高井戸シネマポストカードのうち希望の一点
- 下高井戸シネマ名物!小島屋乳業の牛乳もなかアイス無料引換券
- 上映スケジュール表
入会費用
- 60歳未満の方 3,500円
- 60歳以上の方・小中高校生 2,500円
※入会はおひとり様1口
【募集終了】支援の方・会員の方
支援特典
- 映画「あの胸にもういちど」ポストカード、映画「冒険者たち」ポストカード、下高井戸シネマポストカードのうち希望の一点
- 下高井戸シネマ名物!小島屋乳業の牛乳もなかアイス無料引換券
- 上映スケジュール表
特典として、申込みフォームへの上映希望作品の記入もあります。
支援額
- 1,000円
購入はこちら【BOOSTER】(終了しました)
ユーロスペース(渋谷)/イメージフォーラム(渋谷)/アップリンク吉祥寺
ユーロスペース、シアター・イメージフォーラム、アップリンク吉祥寺は「仮設の映画館」という支援プロジェクトに参加しています。
オンライン上に「仮設の映画館」をつくる、という支援プロジェクトが始まりました。これは本来の劇場公開と並行して作品をオンライン上で公開し、どの映画館で観るかは観客が決めるという試みです。
鑑賞料金1,800円は「本物の映画館」の興行収入と同じく、観客が選んだ映画館と配給会社、製作者に分配される仕組みです。
5/26時点で全国約60ヶ所の映画館が賛同・参加。井の頭線沿線ではユーロスペース、イメージフォーラム、アップリンク吉祥寺が参加してしています。
「仮説の映画館」の鑑賞方法
- 「仮設の映画館」内の各劇場ページで「¥1,800でレンタル」ボタンを押す
- 動画共有サイトVimeoのアカウント登録の画面が出る
- 初めての方は、Eメールアドレス・グーグルアカウント・Facebookアカウントで登録
- アカウントを持っている場合ははそのままログイン
- 登録・ログイン後、「お支払い情報を入力」のウィンドウが開く
- 支払方法・国名を選択・入力
- 「¥1,800でレンタル」ボタンを押すと、すぐに再生が可能になります
鑑賞はこちらから 「仮説の映画館」公式サイト
井の頭線沿線のミニシアター休館情報
ユーロスペース(渋谷)
6月1日(月)から営業再開
アップリンク渋谷(渋谷)
6月1日(月)から営業再開
Bunkamuraル・シネマ(渋谷)
6月11日(木)
シネクイント(渋谷)
6月5日(金)から営業再開
ホワイトシネクイント
6月1日(月)から営業再開
シネマヴェーラ渋谷(渋谷)
6月6日(土)から営業再開
渋谷TOEI(渋谷)
6月1日(月)から営業再開
シアター・イメージフォーラム(渋谷)
6月1日(月)から営業再開
下北沢トリウッド
6月5日(金)から営業再開
アップリンク吉祥寺(吉祥寺)
6月1日(月)から営業再開
吉祥寺プラザ(吉祥寺)
6月5日(金)から営業再開
吉祥寺オデヲン(吉祥寺)
6月5日(金)から営業再開
プロジェクトに賛同してミニシアターを支援しよう!
ミニシアターの危機に際して、映画関係者や有志の方々が中心となりミニシアター支援プロジェクトが発足しています。SNSやメディアでも拡散され、すでにたくさんの支援や賛同を集め大きな動きとなっています。
SaveTheCinema 「ミニシアターを救え!」プロジェクト
#SaveTheCinema 「ミニシアターを救え!」プロジェクトは、大きな打撃を受けているミニシアター等への緊急支援を、政府に向けて働きかけようと立ち上がったプロジェクトです。
政府への要望書提出、クラウドファインディングなどを使った具体的な施策を断続的に行っていくことを目的にサイト上で賛同の署名を集めています。
呼びかけ人には、是枝裕和監督や俳優の井浦新さん、安藤サクラさんなど多くの映画関係者や俳優の方が名を連ねています。
【5/29更新】#SaveTheCinema 「ミニシアターを救え!」プロジェクトの賛同者は5/26時点で88,000人を超えています!
#SaveTheCinema 「ミニシアターを救え!」プロジェクト
【終了】ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金
【5/26更新】ミニシアター・エイド基金は目標額を達成し5/15に終了しました。
支援者は2万9,926人、その支援額はなんと3億31,025,487円!
さらに文化芸術活動のクラウドファンディングでの1億円達成は日本初で、ミニシアター存続への全国の人たちの熱い思いが十分に感じられる結果となりました。
集まった支援は118劇場103団体へ分配されるとのこと。1団体あたりの平均額は約303万円。
「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」は、閉館の危機にさらされている全国のミニシアターを守るため、映画監督の深田晃司監督・濱口竜介監督が発起人となって有志で立ち上げたプロジェクトです。
2月から始まっている収益減少、収益ゼロの状況を乗り切るため、クラウドファンディングサイト「モーションギャラリー」でミニシアター緊急支援策として基金を設立しています。
支援コースは下記の2つで、3,000円〜5,000,000円の範囲で支援可能です。
- 「思いっきり応援コース」…予告上映時に上映する感謝映像に名前がクレジットされるほか、支援額によって特典あり。
- 「未来チケットコース」…招待チケット進呈、映画ストリーミング鑑賞特典のほか、支援額によって特典あり。
4/30時点で目標額の200%となる2億円を突破するという支援の厚さ!異例の早さでの目標達成と日に日に拡がっていく支援の輪に、多くの人の熱いミニシアター愛が伝わってきます!
ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金(終了しました)
「カメ止めリモート大作戦」を公開!
モーションギャラリーのミニシアター・エイド基金ページでも紹介されている『カメラを止めるな!リモート大作戦!』。これはスタッフキャストが一度も会わずに完全リモートで制作された短編映画です。YouTubeで一般公開されていますのでぜひチェックしてみてください。ミニシアター・エイド基金の支援者はYouTubeではみられない特典映像が鑑賞できます。
近くのミニシアターを支援してみよう!
「あの映画館、なくなっちゃったんだ…」そんな経験をしたことはありませんか?
あの時は突然でとても寂しくなったのを覚えています。そしていま、多くのミニシアターで同じ状況が起きようとしています。地元の映画館、よく観にいくミニシアターがなくなってしまうのはとても悲しいことです。
この記事をきっかけに、ミニシアターへの支援があることを知ってもらうだけでも嬉しいですし、支援への後押しになればさらに嬉しいです。
それでは今回はこのへんで。ご覧いただきありがとうございました!
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