京王電鉄は、2025年6月30日をもって、啓文堂書店を運営する京王書籍販売の全株式を紀伊國屋書店に譲渡すると発表しました。50年にわたり井の頭線・京王線沿線で親しまれてきた啓文堂が大きな節目を迎えます。
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啓文堂書店が京王グループから紀伊國屋書店グループへ
2025年4月、京王電鉄は完全子会社である京王書籍販売株式会社(啓文堂書店)の全株式を紀伊國屋書店に譲渡することを発表しました。譲渡日は2025年6月30日。これにより、啓文堂書店は紀伊國屋書店グループとして新たなスタートを切ることになります。

啓文堂書店は1975年創業。ちょうど50年の節目となるタイミングで、ひとつの大きな区切りを迎えるかたちです。
井の頭線の店舗と屋号の今後
現在、啓文堂書店は東京都に17店舗、神奈川県に3店舗の計20店舗(2025年5月時点)を展開中。駅直結や駅近の商業施設に店舗が多く、気軽にアクセスできるのも便利でした。特に久我山店は改札目の前という立地で、日本でも屈指の“改札に近い本屋さん”といえるかもしれません。

井の頭線沿線では以下の4店舗が営業中です。
- 渋谷店(渋谷マークシティ B1F)
- 永福町店(京王リトナード永福町 3F)
- 久我山店(久我山駅改札前)
- 吉祥寺店(キラリナ京王吉祥寺 7F)
今回の株式譲渡に伴い、「啓文堂書店」という屋号・商号は順次変更される予定とされています。新名称や変更スケジュールについては、今後の発表を待ちたいところです。
参考リンク:京王電鉄ニュースリリース(PDF)
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