3月31日(月)、竹書房より井の頭線・京王線沿線で語り継がれる街の怖い話を収録したローカルご当地怪談集『京王沿線怪談』が発売されました。渋谷、吉祥寺、久我山、明大前など、井の頭線沿線からも8駅の怖い話を収録。さっそく読んでみましたが…怖いです…!
井の頭線・京王線の怪談集『京王沿線怪談』発売
東京・多摩に広がる街の怖い話…。東京都下を縦横に結ぶ京王電鉄沿線の街で語り継がれる不思議や怪奇を多数収録したローカルご当地怪談集『京王沿線怪談』が、竹書房より発売されました。

著者は、「恐怖実話」シリーズなどでお馴染みのオカルト研究科・吉田悠軌さんと、6000件以上の怪異体験談を蒐集した怪談語り部にして作家・川奈まり子さん。仕様は文庫サイズ240ページ、価格は836円。

約40編の怖い話が収録されており、そのうち井の頭線沿線からは8駅が登場。渋谷、神泉、下北沢、明大前、永福町、西永福、久我山、吉祥寺に伝わる怪奇や不思議、寄せられた怪体験などが綴られています。
【レビュー】読みやすくて、どんどん怖くなる…!
筆者もさっそく読んでみましたが、1編あたり5分前後で読めるものが多いのでどんどん読めます!淡々と怖い話が綴られるシンプルな構成(考察や細かい解説などもない)なので、とっても読みやすい。
恐怖レベルは?
恐怖レベルは5段階だと平均3.8くらいの印象。エピソードによって怖さの差があります。ノスタルジックでほんわかする話もあれば、恐怖レベル5を振り切ってしばらくその場所に行けなさそうな話もあります…!
実際の場所が細かく描写されているのでリアリティもすごいです。
丁寧に仕上げた怪奇の記録
じわじわと怖さを感じるのは、綿密な取材によって研ぎ澄まされた“記録”として仕上がっているところ。無駄な要素を削ぎ落とした怖い記録というのは、読んでいて逃げ道がないです…!ネタバレになるので内容は書きませんが、井の頭線・京王線ユーザーなら、強く響くものがあると思います。
参考リンク:ニュースリリース
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