渋谷駅(井の頭線・JR東ほか)徒歩約3分の場所に2024年9月10日(火)、京都発の人気立ち食い蕎麦店「SUBA VS(スバ ブイエス)」がオープンしました。旬の食材を大胆に使ったお蕎麦と斬新な空間が話題。神宮前と自由が丘にお店を構えるワインショップVIRTUSとのコラボ店舗です。さっそく行ってきましたので実食レポ。SUBA VSのメニューや値段、斬新でユニークな店内の様子もご紹介します。
京都発人気立ち食い蕎麦「SUBA VS」が渋谷にオープン
SUBAは京都府京都市の新感覚立ち食い蕎麦店です。京都ではなじみの薄い立ち食い蕎⻨を、食の文化やジャンルを超えた新しいスタイルで提供。2021年にオープンすると瞬く間に人気店となりました。
厳選した旬の蕎⻨粉使用のオリジナル麺を毎日製麺。蕎麦つゆには利尻昆布と本ガツオ、サバ、ウルメイワシなど、上質な素材で引いた関⻄風の出汁を使用しています。
伝統的な蕎麦をベースに和洋中を自由に組み合わせるメニューが魅力で、「国産牛ホルモンと⻩ニラ」「島根県宍道湖のしじみとマンダリンオイル」「とり天毛沢東スパイス」など、ビジュアルも発想も斬新な新感覚蕎麦が多くのファンを楽しませているんですね。
SUBAの2号店が渋谷にオープン
そんなSUBAが9月10日(火)、渋谷駅徒歩約4分の場所に、2号店となる「SUBA VS(スバ ブイエス)」をオープンしました。
場所は、宮益坂交差点から明治通りを原宿方面へ。少し歩いて右に曲がった先にあります。
知らないと通り過ぎてしまいそうな隠れ家的外観…というかビルの入口のような店舗らしからぬ佇まい!目印は入口のガラスにあしらわれたお店のロゴです。
工事中? SUBA VSの斬新すぎる店内
あえて傾けたカウンターなど、斬新な内装デザインが話題となった京都SUBA。東京のSUBA VSでも引き続き、多くの人気飲食店を手がけるインテリアデザイナー・関祐介さんが設計を担当されています。
お店に一歩入ると…床が砂利!?
店内はほぼコンクリート打ちっぱなしのシンプル空間。まだまだ内装工事中のような斬新すぎる空間は…完全に立ち食い蕎麦店の領域を超えている!
店内には大きなコンクリートのカウンターが2つ。奥にはベニヤ板張りのシュールな注文窓口を設置。注文窓口の中は厨房になっているようです。
入口から注文窓口まではコンクリートの通路になっていますが、カウンター周りは瓦礫の砂利をそのまま残したような演出(?)。もっとも注文窓口に近いところは下がコンクリートになっていました。
SUBA VSの注文方法と支払方法
SUBA VSの注文方法は、注文窓口で口頭オーダーする先払いシステム。メニューは、入口すぐの壁と注文窓口でチェックできます。
支払方法は現金不可のキャッシュレス決済のみで、クレジットカード、Suicaなどの交通系IC、iDなどの電子マネー、PayPayなどのバーコード決済が利用可能です。
オーダーしたら番号札をもらって空いてるスペースへ。注文窓口横のセルフ水を持っていけばスマートに場所をキープできます。お蕎麦ができあがったら番号を呼んでもらえるので、再び注文カウンターでピックアップ。必要なら七味唐辛子をかけて自分のキープスペースに戻る感じです。
お皿の返却場所が謎解きレベル
利用の流れは、富士そばや箱根そばなどの立ち食い蕎麦チェーンとさほど変わりません。ただし、お皿の返却口は謎解きレベルで難解なのでご紹介しておきます。
食べ終わったらセルフでお皿をさげるのですが、その場所は注文窓口の正面左側。赤い矢印の奥、壁と壁の間のすきまに手を伸ばしてどんぶりを置く…というドキドキ体験になっています。
目移りするSUBA VSのメニュー
SUBA VSでは、こだわり食材を使った関西だしの蕎麦つゆと、毎日製麺する特製オリジナル麺がベースの立ち食い蕎麦を提供。和洋中の垣根なく、旬の食材を大胆に使ったお蕎麦を用意しています。
11月下旬に伺ったときのメニューは、暖かい蕎麦を13種類ほど提供。価格帯は800円〜1800円です。少し前までは冷たいお蕎麦も提供していました。
季節の限定商品もあるので要チェックですね。
蕎麦メニュー 一部
- 淡路島産ハモ天とから菜梅パウダー…1800円
- 名物!肉そば温泉玉子…1500円
- 秋田県産三関せりと揚げ餅…1500円
- 牛すじぼっかけ温泉玉子…1300円
- 牛ホルモンと黄ニラ…1300円
- 九条葱と黒七味のカレー蕎麦…1100円
- すばのお出汁で炊いたご飯(海苔バター風味)…350円 など
ワインやビールなどドリンクも用意
ほかにも、ノンアルのスパークリングジュース(梅・柚 各600円)や、冷蔵ケースからセルフでピックアップするビールやおつまみも販売。
2階は人気ワインショップ「VIRTUS VS」になっていて、2階フロアでワインを飲みながらお蕎麦を楽しめるそう。本日のワイン グラス(550円)や出汁割りワイン(660円)など、お蕎麦にワインを合わせるのも興味深いですね。
クリアな旨味の関西だしとコシのある蕎麦が…美味!
今回は「秋田県産三関せりと揚げ餅」(1500円)とお店の方にすすめてもらった「すばのお出汁で炊いたご飯(海苔バター風味)」(350円)」をオーダーしてみました。
いつも混んでいると聞いていましたが、夜20時頃に伺うと運良く空いていました。
工事中のお店の壁に、ポッカリ開いた穴のような注文窓口。ちょっとドキドキですが、中の店員さんはとっても親切丁寧です。
番号札をもらってしばし待ちます。
荷物置きも用意しているので荷物のある人にはおすすめ。
斬新すぎる店内にはBGMには民放ラジオが流れて、先鋭的なのか大衆的なのか…良い意味でカオスです。
5分ほどでお蕎麦をピックアップ!関西だしの蕎麦つゆは透明クリア。無機質なコンクリートのカウンターに三関せりの鮮やかな緑が映えますね〜。
つるつる食感のお蕎麦はしっかりコシがあってワイルドな噛みごたえ。鼻を抜けるほのかな香りも心地よい!
たっぷり三関せりは、葉っぱから根っこまでシャキシャキ食べれてクセになる!関西だしがしっかり効いた熱々おつゆは…濃厚クリアな旨味でどんどん飲める〜!
カリッと芳ばしい揚げ餅。ひたひたの部分におだしがしみて、これがまた美味いんです…。
お蕎麦が落ち着いたところで、炊き込みご飯をいただくと…お椀を持っただけで海苔バターの香りがふんわり!さらに食欲にブーストがかかりますね〜。
お出汁で炊いているので旨味をまとったご飯がパクパクいけちゃう。言わずもがな、お蕎麦のおつゆとの親和性は絶大です!
お蕎麦も炊き込みご飯もあっというまにペロリ。斬新な空間と美味しくてあったかいお蕎麦に、お腹も心もチャージ満タンです。
誰もがとまどい、誰もがワクワクするSUBA VS。斬新さに圧倒される店舗では、立場も関係なく誰もがシンプルに立ち食い蕎麦を楽しめる…確かにそんな場所だなぁ、と感心してしまいました。
SUBA VS(スバ ブイエス)|店舗概要
オープン日 | 2024年9月10日(火) |
住所 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目15−8 宮益ONビル 1階 |
Googleマップ | Googleマップ |
営業時間 | 12:00-23:00(LO22:30) ※大晦日は12:00-27:00営業 |
定休日 | 不定休 |
HP | 食べログ公式 |
@subasoba_vs |
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