2014年に閉館した吉祥寺の人気映画館「バウスシアター」の歴史をたどる映画『BAUS 映画から船出した映画館』が、2025年3月21日(金)より全国公開されます!
吉祥寺バウスシアターを歴史をたどる映画『BAUS』公開へ
惜しまれつつも2014年に閉館した吉祥寺サンロードの映画館「吉祥寺バウスシアター」。同館の約90年の歩みを描いた映画『BAUS 映画から船出した映画館』が、2025年3月21日(金)より全国公開となります。
吉祥寺バウスシアター〈約90年〉の物語
吉祥寺バウスシアターは、前身のムサシノ映画劇場(N.E.G.)をリニューアルする形で1984年にオープン。メジャー作品からインディーズ作品まで幅広く上映し、演劇・音楽ライブも行うなど多くのファンを楽しませてきました。
建物の老朽化に伴い2014年6月10日に閉館。惜しまれつつも30年の歴史に幕を閉じています。
戦前にかさのぼる吉祥寺バウスシアターのルーツ
吉祥寺バウスシアターのルーツは戦前までさかのぼります。1925年から吉祥寺初の映画館「井の頭会館」で無声映画を上映。運営していた本田家により1951年、洋画専門劇場「ムサシノ映画劇場」が開館しました。時代の需要にこたえるべく1983年からリニューアル休館。翌1984年に「吉祥寺バウスシアター」としてオープンしています。
バウスシアターを守り続けた家族の物語
昭和から平成まで、約90年もの歴史を刻んできたバウスシアター。映画『BAUS 映画から船出した映画館』は、多くの観客と作り手に愛された文化の交差点「吉祥寺バウスシアター」と、時流に翻弄されながら、その場所を守り続けた家族をめぐる約90年の物語です。
キャストや音楽監督など公開情報も続々発表
本作の脚本・監督を務めるのは甫木元空さん。2022年に他界した青山真治監督の脚本を引き継ぎ、自身がメガホンを握って来春公開のはこびとなりました。
メインキャストとして染谷将太さん、峯田和伸さん、夏帆さんが出演。映画音楽には大友良英さんが参加されています。
公式YouTubeチャンネルの概要欄にはイントロダクションが紹介されていました。
1927年。活動写真に魅了され、「あした」を夢見て青森から上京したサネオとハジメ。ひょんなことから二人は吉祥寺初の映画館”井の頭会館”で働きはじめ、兄・ハジメは活弁士として、弟・サネオは社長として奮闘。劇場のさらなる発展を目標に掲げた頃、戦争の足音はすぐそこまで迫っていた——。
多くの観客と作り手に愛された文化の交差点<吉祥寺バウスシアター>と、時流に翻弄されながら、その場所を守り続けた家族をめぐる約90年の物語。
特報動画も要チェック!
公式YouTubeチャンネルでは、特報として最新リリース映像が公開されています。
さっそく試聴してみましたが、昭和という時代で、夢と希望を抱いて挑戦していくワクワク感…!ちょっぴり胸が熱くなりました。
『BAUS 映画から船出した映画館』
— 『BAUS 映画から船出した映画館』 (@BAUS_movie) November 27, 2024
監督:#甫木元空 × 主演:#染谷将太
2025年3月21日(金)より、
テアトル新宿ほか全国ロードショー!
多くの観客と作り手に愛された文化の交差点<吉祥寺バウスシアター>と、時流に翻弄されながらも、その場所を守り続けた家族をめぐる約90年の物語。#映画BAUS pic.twitter.com/N9ljq6ekX4
監督やキャスト陣からのコメント、最新情報は公式X(@BAUS_movie)をチェックしてみてください。
筆者も何回か映画を観にいった吉祥寺バウスシアター。懐かしい記憶とともに、知られざるバウスシアターの歴史も楽しめそう!来年3月の公開が楽しみです〜。
©︎本田プロモーションBAUS bold
『BAUS 映画から船出した映画館』
出演:染谷将太 峯田和伸 夏帆
監督:甫木元空
脚本:青山真治 甫木元空 音楽:大友良英
2025年3月21日(金)より、テアトル新宿ほか全国ロードショー
公式HP:https://bausmovie.com/
公式X:@BAUS_movie
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