11月15日(金)より、吉祥寺駅約1分のミニシアター「アップリンク吉祥寺」で、10月にこの世を去った漫画家・楳図かずお先生の監督作品『マザー』が追悼上映されています。恐怖漫画の巨匠・楳図かずお先生の映画監督デビュー作にして楳図ワールドの原点に迫る本作。幻想と狂気に満ちた深淵の世界を劇場スクリーンで体感できます。
楳図かずお先生監督作『マザー』を追悼上映
筆者も大好きだった楳図かずお先生が生前に暮らした吉祥寺。街のあちこちで「お姿をお見かけした」というハッピーな情報は、いつからか〈吉祥寺あるある〉として定着していました。
残念ながら、筆者は街で先生をお見かけしたことはありません。それでも、吉祥寺サンロードが「まことちゃん」とボーダーでいっぱいになった日、感動とともに元気をたくさんもらったことは今でも忘れられません。
そんな吉祥寺にあるミニシアター「アップリンク吉祥寺」で、11月15日(金)より、楳図かずお先生の監督作品『マザー』の追悼上映が始まりましたのでご紹介させてください。
「漂流教室」をはじめ「おろち」「洗礼」など…一度ページを開けば夜にトイレに行けなくなるほど怖かった楳図作品たち。そんな楳図かずお先生が映画初監督を手がけた作品が2014年公開の最恐ホラー映画『マザー』です。
楳図かずお先生の原点に迫る最恐ホラー
楳図先生が自ら脚本も担当した『マザー』は、唯一無二の楳図ワールドの原点に迫る自叙伝的なストーリーとなっています。
自叙伝的ならそんなに怖くない?と思ったら大間違い。予告編だけでも本当に怖すぎる…!!
以下、アップリンク吉祥寺の公式サイトからあらすじを引用します。
人気漫画家・楳図かずお(片岡愛之助)のもとに、彼の生い立ちを本にしたいという取材依頼がきた。担当編集者のさくら(舞羽美海)は楳図独特の創作の原点には亡き母・イチエ(真行寺君枝)が影響を及ぼしていると知り、楳図の生まれ故郷の山村を訪ねるが、謎の怪奇現象が次々に起こりはじめて…!!
あらすじを読んでも怖い…!楳図先生の自叙伝的な構成なのでリアリティもあって怖さ5倍くらいになっています。あと、主人公の楳図先生を演じる片岡愛之助さんも(いい意味で)不気味です…。
観てはいけない…のかもしれない
楳図ワールドの集大成として「現実と幻想の狭間で繰り広げられる、恐ろしくもせつない最恐ホラー」が誕生…とのことですが、、、
キービジュアルに添えられたキャッチコピーは「彼が明かす自らの秘密と原点」そして「お母さん、どうぞ僕をあなたの好きなようにしてください」…え、、ちょっと待って、、、観たらヤバい…かも。。
(それでも観たい方は…アップリンク吉祥寺公式サイトを…チェックです…)
上映スケジュール・料金はこちら
『マザー』(2014年製作/83分/G/日本)
監督:楳図かずお
脚本:楳図かずお
出演:片岡愛之助、舞羽美海、中川翔子、真行寺君枝
配給:松竹メディア事業部
©︎2014「マザー」製作委員会
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